DEXCSのオープンテクニック

DEXCSでのOpenFOAMの起動例その2


はじめに

DEXCSランチャーからOpenFOAMを起動する最大の嬉しさは、
DEXCSのモデル作成・メッシ ュ作成機能を転用できるということです。

 具体的には、blenderで形状を作成、または取り込んで、AdventureのTetmesh でメッシ 
ュ作成し、それをOpenFOAMで取り込むことができる。
 しかも、メッシュ作成では、DEXCSのblender用プラグインで、流体解析に特有の壁面近
傍メッシュを細かくするなどのメッシュ制御も簡単に出来る。
 そしてもちろん、これら一連の作業を、GUIインタフェースを介して実現できるようにな
るということです。

DEXCSによるモデル作成・メッシュ作成(矩形ダクト)

  1. モデル作成

    _T-2-1.jpg

    はじめてのDEXCS:Lesson1で作成したのと、全く同じ方法です。

  2. メッシュ分割

    _T-2-2.jpg

    ベースサイズを、デフォルト値(0.5)よりやや小さく(0.3)してみました。

  3. メッシュ作成

    _T-2-3.jpg

    流体解析する場合には、四面体1次要素を使います。

  4. メッシュ確認

    _T-2-4.jpg

    境界条件作成のメニューからbcGUIを立ち上げ、メッシュ作成できていることを確認し ます。

    境界条件そのものは、本ステップでなく、後のプロセス(OpenFOAM中)で設定すること になります。

  5. 境界条件作成メニューの終了

    _T-2-5.jpg

    とりあえずここは、yを入力しておきます。あくまで形式上ですが、
    設定できたことにしておかないと、本メニューを終了できません。

OpenFOAM起動から新規プロジェクト作成まで

  1. DEXCSからOpenFOAM を起動

    _T-3-1.jpg

    ランチャーを立ち上げ、さきほど(cavityの場合)と同じく、
    デスクトップ上のOpenFOAM-Workをワークディレクトリとして、OpenFOAMを起動します。

  2. OpenFOAM起動画面

    _T-3-2.jpg

    前の記事で作成したCaseプロジェクト(cavity)がありますが、ここでは使いません。

  3. 新規プロジェクト作成

    _T-3-3.jpg

  4. プロジェクト(Case Name)作成

    _T-3-4.jpg

  5. プロジェクト(Case)設定画面

    _T-3-5.jpg

    ductというプロジェクト(Case)が作成できました。

メッシュの読み込み(mshToFoamの使い方)

  1. Case) - Foam Utilities - mesh - conversion - mshToFoam

    _T-4-1.jpg

  2. mshToFoam 起動画面

    _T-4-2.jpg

    Edit Arguments をクリックします。

  3. Compound Editor(mshToFoam のパラメタ設定)

    _T-4-3.jpg

    <meshFile>として、modelc.msh を指定します。(DEXCSメニューを使って作成さ れるメッシュ名は、この名前になります)

  4. mshToFoam 起動画面

    _T-4-4.jpg

    Execute ボタンをクリックします。

  5. メッシュ変換の確認

    _T-4-5.jpg

    メッシュ変換により、メッシュや境界データが変更されたので、これを許諾するという 意味で、yesボタンを押します。

    原因不明ですが、時々、yesボタンを押せない場合があります。
    そういう時は、右上のx印をクリックして、本メニューを終了させて構いません。

  6. メッシュ変換終了

    _T-4-6.jpg

  7. (case) - Foam Utilities - postProcessing - graphics - paraFoam

    _T-4-7.jpg

  8. Paraview起動画面

    _T-4-8.jpg

    で、変数のチェックマークを外しておく(All Off)ことを忘れないように してくださ い。

  9. メッシュ確認

    _T-4-9.jpg

境界面の作成(PatchToolの使い方)

  1. (Case) - mesh - manipulation - patchTool

    _T-5-1.jpg

  2. patchTool 起動画面

    _T-5-2.jpg

  3. Case - Connect

    _T-5-3.jpg

  4. Load Mesh

    _T-5-4.jpg

  5. Display - Faces - Create

    _T-5-5.jpg

  6. Parch 表示

    _T-5-6.jpg

    PatchTool.PatchTool の画面に何やら表示されました。

  7. パッチ表示確認

    _T-5-7.jpg

    左ボタン 回転
    中ボタン 拡大・縮小
    右ボタン 移動
  1. View - PickMode (選択モードの設定)

    _T-5-8.jpg

    AddSingle -> Add All に変更

    これで、マウスでクリックした時の選択対象が、パッチ全体になります。

  2. 選択確認

    _T-5-9.jpg

    shiftキーを押しながら、マウス左ボタンクリックで選択状態になる。右ボタンクリッ クすると選択解除され、青色に戻る。

  3. Patch - AutoPatch - Create(パッチ分割)

    _T-5-10.jpg

    幾何学形状を拠り所として、表面パッチを分割します。

  4. AutoPatch 実行確認

    _T-5-11.jpg

  5. パッチ分割表示

    _T-5-12.jpg

  6. 追加したいパッチの名前を登録

    _T-5-13.jpg

    上の図では、「in」という名前のパッチを追加しています。その他に、「out」「wal l」も追加しておきます。

  7. 変更したいパッチを選択

    _T-5-14.jpg

    Preprocess - Patch ウィンドウの[Patch]で、変更したいパッチ(この場合は「in」)を選択しておいてから、
    図形が表示されているウィンドウで、「in](流入口)にしたい 面を選択します。

  8. 選択パッチの名前変更

    _T-5-15.jpg

    Preprocess ウィンドウで、Facesのパネルに変更し、一番下のChanges to の相手が、
    変更したい名前(この場合は「in」)になっていることを確認して、[Changes to] のボ タンをおします。

  9. 選択パッチの名前変更確認

    _T-5-16.jpg

    名前変更に成功すると、その部分の色表示が赤色系に変更されます。

  10. 変更したいパッチ「out」を選択

    _T-5-17.jpg

  11. 選択パッチの名前変更→「out」

    _T-5-18.jpg

  12. 「out」(流出口)の作成完了

    _T-5-19.jpg

  13. 「wall」の追加

    _T-5-20.jpg

  14. 「wall」にしたい面の選択

    _T-5-21.jpg

    「in」流入口と「out」流出口以外の面をすべて(4面)選択すればOKですが、ここで は別の方法でやってみます。

    Invert(反転)の方法で、すでに名称変更済みの「in」と「out」を選択した後で、[In vert]ボタンを押します。

  15. Invert選択

    _T-5-22.jpg

    「in」と「out」以外の面が選択(灰色表示)されました。

  16. 「wall」に名称変更

    _T-5-23.jpg

  17. Patchの整理

    _T-5-24.jpg

    Preprocess ウィンドウで、Patchのパネルに戻って、
    [Patch]表示のプルダウンリストで、defaultFacesは、Sizeが「0」になっているはずです。

    これが「0」になっていない場合は、これまでの名称変更プロセスのどこかでミスがあ ったことになります。

    Sizeが「0」になっていることを確認して、Removeボタンを押します。

  18. 不要Patchの削除確認

    _T-5-25.jpg

    削除してもよいかどうかの確認です。

    ちなみに、サイズが0でないPatchを削除しようとしても、Errorになって削除できませ ん。

    本例のような単純形状ではさほど問題になりませんが、もっと複雑な形状だと最終的に削除が必要になるPatchが
    多数存在することになり、これらをひとつずつ削除することになります。
    誤って定義済みのPatchまで削除してしまわないかなど神経質に考えないで、
    機械的に「はい」で応答しておくくらいの気持ちで操作して構わないということです。

  19. 名称変更後のPatch確認

    _T-5-26.jpg

    [Patch]表示のプルダウンリストで、所定の3種(in, out, wall)だけになったことを 確認します。

  20. Save Mesh

    _T-5-27.jpg

    Preprocess ウィンドウで、[Case]のパネルに戻って、Save Mesh のボタンを押します。

  21. Save Mesh の確認

    _T-5-28.jpg

    メッシュ変更確認で「はい」を選択しますが、実はこれだけではプロジェクトに反映されません。
    このメッシュ変更は、時刻「0」の状態に対してのみ変更されています。

    状況によって、時刻が「0」以外になる場合もあります。Preprocess ウィンドウ[Case] パネルのTimeに表示される値です。

  22. polyMeshの移動

    _T-5-29.jpg

    ファイルマネージャを起動し、上記時刻「0]のフォルダー下に生成されたpolyMeshフォルダー一式を、
    プロジェクト所定の場所(constantフォルダー)に移動します。

  23. polyMeshの移動確認

    _T-5-30.jpg

  24. FoamXプロジェクトの変更確認

    _T-5-31.jpg

    前項のPolyMeshのフォルダーがconstantフォルダーの下に移動できると、FoamXではそ れを検知して、
    変更確認のメッセージが表示されます。→「Yes」で応答

  25. Patch確認

    _T-5-32.jpg

    FoamXプロジェクトのCase Browser にて、duct - Mesh - Patches を展開すると。。。

    作成した、in, out, wall がツリー状に展開されるはずです。

  26. Patchの表示確認

    _T-5-33.jpg

    (case) - Foam Utilities - postProcessing - graphics - paraFoam です。

    また、Vol Field の[All Off]で、チェックマークを外しておいてから、[Accept]です。

  27. Patchの選択表示で確認

    _T-5-34.jpg

    上の図は、「in」と「out」

    この時に、流入面の、流入方向(この場合はzのプラス方向)を確認しておきましょう。

境界条件の設定(OpenFOAM)

  1. 流入条件(in)

    _T-6-1.jpg

    Meshを展開した下に現れる、「in」を選択し、マウスを右クリックし、Define Boundary Type のメニューを表示させます。

  2. 流入条件(in)のBoundary Type 変更

    _T-6-2.jpg

    まだ何も指定してないので、「empty」になっています。

    変更するには、右上方にある「...」のボタンをクリックします。

  3. 流入条件(in)Select Boundary Type

    _T-6-3.jpg

    ここでは、「inlet」を選択します。流入速度の値はここで指定するのではなく、別の プロセス(後述)です。

    • ちなみに、「pressureInlet」を選択すると、流入圧力を指定する境界条件になります。
  4. 流入条件(in)の確認

    _T-6-4.jpg

    Patch:in のBoundary Type が、inletで、速度場(U)を固定、圧力場(p)を勾配な し(zeroGradient)に指定したことになります。

    同様に、流出面(out)、壁(wall)についても各々定義します。

  5. 流出条件(out)の確認

    _T-6-5.jpg

    Patch:out のBoundary Type が、outletで、速度場(U)を勾配なし、圧力場(p)一 定に指定しました。

  6. 壁条件(wall)の確認

    _T-6-6.jpg

    Patch:wall のBoundary Type が、wallで、速度場(U)を一定、圧力場(p)を勾配 なしに指定しました

    以上で、Patch設定のメニューは終了です。次に境界条件の具体的な値を設定します。

  7. 境界条件の値を設定

    _T-6-7.jpg

    プロジェクト(case)ツリーで、「Fields」を展開すると、U(速度)とp(圧力)が現れますが、Uを選択して、
    マウスを右クリック、EditFieldのメニューを選択します。

  8. 境界条件(U)値の設定メニュー

    _T-6-8.jpg

    前述の、各Patchでの境界条件定義と連動したメニューが現れます。
    つまり、「in」と「wall」にて一定速度を定義したので、本メニューでParameterの入力が可能になっているということです。
    本例で「out」面の速度は「勾配なし」を指定したので、本メニューには現れてこない、ということです。

    「in」を選択して、右方の「...」ボタンをクリックします。

  9. 境界条件(U)

    _T-6-9.jpg

    「U/in」は一定速度として定義してあったので、「uniform」となっています。

    具体的な値を決めてやるには、緑色に表示されたuniformの部分をクリックします。

  10. 境界条件(U)

    _T-6-10.jpg

    uniform の値として、0.0 が3つ並んでいます。
    このままでは速度がゼロ(何も流入しない)となって無意味な計算になってしまうので、
    値を変更するのに、この部分(数字が並んだ部分)をクリックします。

    • ちなみに、その下の nonuniform の欄では、
      一様分布でない速度分布も設定できるこ とを現していますが、今回は使用しません。
  11. 境界条件(U)

    _T-6-11.jpg

    U/in( Patch in での U )が、z方向(ダクトの長径方向)に「1.0」として設定しま した。

    なお、本例では、圧力場(p)について、特に指定しません。
    出口面で一定圧力場を設定しましたが、その値は0としておいてよいので。

計算条件(境界条件以外)の設定

 流体解析の計算をするには、これまでに作成したメッシュや境界条件以外にも、対象流
体の計算条件(本例ではicoFoam)に応じて、さまざまなパラメタを設定する必要があり
ます。OpenFOAMの計算でFoamXのGUIパネルを使えば、必要なパラメタは自動的に組み込ま
れ、ほとんどのパラメタでデフォルト値が自動的に設定されます。
 しかし、デフォルト値のままでは、計算がうまく動かない部分もあり、そこはきちんと
入力してやる必要があります。
  1. 動粘性係数の設定

    _T-7-1.jpg

    Dictionariesを展開した下に現れる、「transportProperties」を選択し、マウスを右 クリックし、
    Open Dictionary のメニューを表示させます。

  2. transportProperties の設定

    _T-7-2.jpg

    ここでは、0.002 としました。

    代表寸法(流入口径)=2
    代表(流入)速度=1
    動粘性係数=0.002
    Re(レイノルズ数)=代表速度×代表寸法÷動粘性係数

    なので、Re(レイノルズ数)=1000 となります。

    なお、本項目値は、デフォルト値が0となっており、
    そのままではゼロでの割り算が生じて、計算が止まってしまいます(OpenFOAMの初心者がもっともつまずくエラーのひとつです)。

  3. 計算(対流項)スキームの設定

    _T-7-3.jpg

    Dictionariesを展開した下に現れる、「fvSchemes」を選択し、
    マウスを右クリックし、Open Dictionary のメニューを表示させます。

  4. 計算(対流項)スキームの設定

    _T-7-4.jpg

    デフォルト値は何も設定されておりません。→このままでは実行時エラーになります。

    ここでは、upwind(風上法)を選択しました。

  5. 計算時間制御パラメタの設定

    _T-7-5.jpg

    Dictionariesを展開した下に現れる、「controlDict」を選択し、
    マウスを右クリックし、Open Dictionary のメニューを表示させます。

  6. controlDict の設定

    _T-7-6.jpg

    endTime = 20.0
    deltaT = 0.01
    writeControl = runTime / writeInterval = 1.0

計算の実行から可視化まで

  1. 計算開始

    _T-8-1.jpg

  2. 結果の可視化例(中央断面、圧力分布)

    _T-8-2.jpg

  3. 結果の可視化例(中央断面、速度分布)

    _T-8-3.jpg

  4. 結果の可視化例(中央断面、速度分布)

    _T-8-4.jpg

    ここでは節点速度ではなく、要素速度でコンタ表示しています。

    メッシュが粗いので、メッシュの大きさの最少単位でしか、境界層を解像できていない ことがわかります。

    • メッシュの近傍は、ゼロに近い値になって欲しいが、メッシュが粗いのでそういう結 果表示にはならない、ということ。
    • 前項の、節点速度でコンタ表示すれば、壁の速度はゼロなので、一見、境界層らしく 表示はされるのですがね。

メッシュ制御の方法

メッシュ制御(メッシュを局所的に細密化などする)には、blender上で、制御したい部
分を選択し、カスタマイズド・スクリプト・メニューを使って、制御量を指定します。
その為、blender上にモデルを再ロードし、カスタマイズド・スクリプト・メニューを表
示させる画面領域を確保(画面分割)することから始めます。
  1. モデル作成(blender起動)

    _T-9-1.jpg

    モデル作成のメニューからblenderを立ち上げ、モデルを再ロードします。

    マウスカーソルを、モデルの図が表示されている画面と、
    下部の様々なコントロールボタンが表示されている画面との境目あたりにもってくると、カーソル表示が、
    斜め矢印から、上下の双方向矢印に変化する領域があります。

    マウスカーソルが上記双方向矢印の状態で、マウス右ボタンをクリックすると、
    プルダウンメニューが表示されるので、SplitWindow(画面分割)を選択します。

  2. 画面の分割表示

    _T-9-2.jpg

    画面を分割する境界線が、マウスカーソルの動きに応じて移動しますので、
    上図のあたりになったところで、左ボタンをクリックします。(だいたいの位置にして、後で微調整してください)

  3. 画面の分割表示完成

    _T-9-3.jpg

    境界線の位置を後で変更するには、境界線あたりにマウスカーソルを移動し、
    マウスカーソルが左右方向の矢印表示になったときに、マウス左ボタンをクリックしながらドラッグすることによって、
    任意の位置に変更可能です。

  4. 分割画面の表示モード選択

    _T-9-4.jpg

    画面を分割した直後の状態では、どちらの画面にも同じもの(この場合EditMode)が表 示されます。

    片方(上図の場合左側)の画面の左下に、
    表示Window選択メニューがあるのでクリックして展開します。→ Scripts Window を選択します。

  5. Scripts Window 表示

    _T-9-5.jpg

    Helpメニューから、NodeDensity_9.py を選択します。

  6. NodeDensity_9.py(部分表示)

    _T-9-6.jpg

    Scripts Window にボタンがいくつか表示されました。

    但し、上図の状態(画面のサイズが縦方向600ドット)では、
    odeDensity_9.py で表示されるはずの画面全体が見えていません。→画面全体を縦方向に拡大します。

  7. NodeDensity_9.py(全体表示)

    _T-9-7.jpg

    大きく3つのブロックからなっており、PROCEDURE 1〜3 の3つのプロセスでメッシュ 制御ファイルを作成するということです。

    PROCEDURE 1:ベースサイズを設定します。→本例では0.3としました
    PROCEDURE 2:制御モードを選択し、モードに応じたセッテイパラメタを設定します。
    PROCEDURE 3:ファイルの入出力を行います。
  1. onFace(面の近傍メッシュを制御)

    _T-9-8.jpg

    メッシュ制御の例として、ここでは壁面近傍のメッシュを細かくすることにします。

    • まず、右側のモデルが表示されている画面において、メッシュ制御したい壁面を選択 しておきます。
      本例では、流入口と流出口以外のすべての面を選択してあります(ピンク色で表示部分)。
    • 次に左側の、スクリプトウィンドウにて、PROCEDURE 2 の、on Face のボタンを押し ます。
  2. メッシュ制御量の入力

    _T-9-9.jpg

    オレンジ色のパネル部分で、制御量を設定します。

    • Interval:壁面からの距離→本例では 0.3 としました
    • Density:密度。ベースサイズに対してどれだけ細かくするかを指定。→本例では 4.0 としました
  1. メッシュ制御量の決定

    _T-9-10.jpg

    制御量が決まったら、OKボタンを押します。

    ここで指定した以外のメッシュ制御を追加したい場合は、改めて右側のモデル表示画面で対象要素を選択して、
    左側のPROCEDURE 2 で同様の設定をしてからOKボタンを押せば、設定が追加されたことになります。

  2. 設定の保存

    _T-9-11.jpg

    すべての設定が終了したら、PROCEDURE 3 のSaveボタンを押します。

  3. 設定ファイルの指定

    _T-9-12.jpg

    デフォルトでは、model.ptn というファイル名で保存されることになります。

    名前の変更は出来ますが、DEXCSランチャーで認識されるのは、model.ptnのみです。

    • メッシュ制御ファイルを複数用意しておきたい場合など、名前を変えて保存し、メッ シュ作成実行時に、
      都度必要なファイルをmodel.ptnに変更してお使い下さい。

      保存されるディレクトリが、WorkDirectoryと一致していることも確認してください。

      上記問題なければ、Save File のボタンを押します。

  4. メッシュ作成

    _T-9-13.jpg

    DEXCSメニューのメッシュ作成を起動すると、今回はメッシュ制御ファイル(model.pt n)の存在を検出して、
    これを使うかどうか聞いてきます。→「y」を入力します。

  5. メッシュ完成

    _T-9-14.jpg

    今回の要素作成には数分必要で、生成される要素数が30万強となりました。

    メッシュ生成には乱数を使用するプロセスがあるので、作成の都度、必ずしも同じ数字 になりません。

  6. メッシュ確認

    _T-9-15.jpg

    壁面近傍のメッシュが細かく分割されていることを、確認してください。

再度、計算の実行から可視化まで

  1. まずは、粗メッシュの場合と全て同一のパラメタで計算してみる

    → なんとか、計算できてしまったようです。

    メッシュが細かくなって、その分、クーラン数が大きくなって(最大で1.7程度)、発 散することを心配したんですが、
    持ちこたえてくれました。

    ただ、計算時間はたっぷりかかっています。筆者の環境(CPU:P4-3.4G,Mem:1G)では、

    密メッシュ(Number of Points = 59,705)で、ExecutionTime = 39034.4 s
    粗メッシュ(Number of Points = 2,165)で、ExecutionTime = 283.27 s 

    計算のステップ数は同一(2,000)、メッシュの数が増えた分は、
    比例以上の割合で増えていますが、収束性が悪くなっているからです。

  2. 可視化結果の例・・・速度分布(中央断面)

    _T-10-2.jpg

  3. 可視化結果の例・・・速度分布(中央断面、出口部分詳細)

    _T-10-3.jpg

    壁面近傍のメッシュを細かくしたので、要素の速度によるコンタ図表示でも、境界層が それなりに解像できるようになりました。

計算結果を、paraview3.2.1で可視化してみる

最後に、計算結果を、FoamXのポスト処理(paraFoam)でなく、DEXCSメニューからポス
ト処理(foamToVTK)し、最新版のparaview(3.2.1)で可視化してみましょう。
  1. 可視化 - foamToVTK

    _T-11-1.jpg

  2. プロジェクト(Case)ディレクトリを選択

    _T-11-2.jpg

    可視化(結果を変換)したいディレクトリ(Case)を選択して、OKボタンを押します。

  3. 変換開始

    _T-11-3.jpg

    OKボタンを押すと、VTK形式への変換が始まります。

  4. 変換中

    _T-11-4.jpg

    変換中は何も表示されていません。変換が実施されているかどうかは、システム・モニタなどで確認してください。
    変換中は、CPU使用率が100%まで上昇します。

  5. 変換結果

    _T-11-5.jpg

    変換結果は、プロジェクト(Case)フォルダー中に、VTKというフォルダが生成され、 その中に変換結果が保存されます。

  6. 変換結果詳細

    _T-11-6.jpg

    変換結果の中味です。出力タイムステップ数に応じて、duct_###.vtk(###はステップ 数)というファイルが生成されています。

    また、in, out, wall というそれぞれのフォルダー中に、境界面だけの結果情報も生成 されています。

  7. paraviewの起動

    _T-11-7.jpg

    可視化 - paraview です。
  8. paraview(3.2.1)起動画面

    _T-11-8.jpg

    本当は、DEXCSから起動する際に、
    プロジェクトフォルダ中のVTKファイルを直接ロードできるようにしたかったのですが、まだ出来ていません。

  9. 結果のロード

    _T-11-9.jpg

  10. 結果のロード確認

    _T-11-10.jpg

    Applyボタンを押してロード完了です。

  11. 可視化例・・・速度分布(中央断面、出口直前のプロット図)粗メッシュの場合

    _T-11-11.jpg

  12. 可視化例・・・速度分布(中央断面、出口直前のプロット図)密メッシュの場合

    _T-11-12.jpg

  13. 可視化例・・・速度分布(中央断面、出口直前のプロット図)粗・密メッシュを併記

    _T-11-13.jpg

  14. 可視化例・・・速度分布(出口面のコンタ図とプロット図)粗・密メッシュを併記

    _T-11-14.jpg


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Last-modified: 2008-01-10 (木) 16:58:30 (3366d)